主な論文

「フッサールにおける現象概念」
『哲学論叢』 第6号(京都大学哲学論叢刊行会), 1979年, pp.49-66.
「事物・身体・大地──フッサールにおける自然の問題」
『理想』第562号(理想社), 1980年, pp.84-103.
「経験の開かれた弁証法」
『思想』第694号(岩波書店), 1982年, pp.58-74.
「自我と時間──超越論的現象学の極限」
『愛知』第1号 清水正徳教授退官記念号(神戸大学哲学懇話会), 1984年, pp.45-56.
「感情と空間」
『岩波講座・哲学4 世界と意味』(岩波書店)1985年, pp.259-284.
「感情──底無しの無意味さ」
丸山高司他編『知の理論の現在』(世界思想社), 1987年, pp.62-80.
「現象学」
竹市明弘・常俊宗三郎編『哲学とは何か──その歴史と可能性』(勁草書房), 1988年, pp.88-99.
「鏡と眼差し──自己意識の現象学のために」
水野和久他編『現象学の現在』(世界思想社), 1989年, pp.131-149.
「他者」
丸山高司編『現代哲学を学ぶ人のために』(世界思想社), 1992年, pp.90-104.
「毀れものとしての〈私〉──自己意識の政治学のために」
新田義弘編『他者の現象学・2』(北斗出版), 1992年, pp.247-268.
「仮面舞踏会のなかの〈私〉──サルトルと『聖ジュネ』をめぐって」
『情況』9月号別冊「現象学──越境の現在」(情況出版), 1992年, pp.122-139.
「オナニストの夢想──現実と仮象の対位法のために」 
『現象学年報』第8号(日本現象学会), 1992年, pp.83-97.
「そして誰も居なくなった──コギト・エルゴ・スムの彼方へ」
新田義弘他編『岩波講座・現代思想14 近代/反近代』(岩波書店), 1994年, pp.91-124.
「気分と日常性──自然な自明性の喪失について」
岩城見一編『感性論──認識機械論としての美学の今日的課題』(晃洋書房), 1997年, pp.54-71.
「幻視者の夢──われらがドン・キホーテ・デ・ラ・マンチャ」
『現象学年報』第13号(日本現象学会), 1997年, pp.17-36.
「国家と境界──国民とその〈外部〉」
安彦・中岡・魚住編『戦争責任と「われわれ」──「歴史主体」論争をめぐって』(ナカニシヤ出版), 1997年, pp.191-214.
「国民/民族――〈境界〉のポリティックス」
加茂直樹編『社会哲学を学ぶ人のために』(世界思想社), 2001年, pp.284-296.
「〈日本〉の制作――和辻哲郎の騙り」
岩城見一編『芸術/葛藤の現場――近代日本芸術思想のコンテクスト』シリーズ・近代日本の知 第4巻(晃洋書房), 2002年, pp.257-275.
「ゼロの旅程──中ハシ克シゲの"ZERO Project"」(PDF) (HTML)
中ハシ克シゲ『ZERO Project #BII-124』(DVD)付属の冊子(ZERO Project委員会), 2003年, pp.30-49.
「メランコリーとしてのジェンダー──バトラーとフロイト」
『京都市立芸術大学美術学部研究紀要』第53号, 2009年, pp.19-29.
「性的欲望とは何か?──現象学と概念分析」
応用哲学会オンラインジャーナル, Contemporary and Applied Philosophy, Vol.1, 2009年, pp.13-30.
「ホモセクシュアリティをめぐって──「社会構築主義・本質主義論争」の一側面」
『倫理学研究』第41号(関西倫理学会), 2011年, pp.137-148.
「同性愛者の〈誕生〉──アイデンティティとセクシュアリティ」(紀要版)(改稿版)
『京都市立芸術大学美術学部研究紀要』第57号, 2013年, pp.5-18.
「偶像再興の旅──和辻哲郎の〈日本回帰〉」
『美術フォーラム21』第28号 特集:日本美術史はいかにしてつくられたか(美術フォーラム21刊行会),2013年,pp.64-68.
「写真の狂気──ロラン・バルトと「温室の少女」」
『象』第34号(京都市立芸術大学美術学部同窓会), 2014年, pp.30-39.
「世界のボリュームとしての奥行──メルロ=ポンティと〈世界の誕生〉」
『世界は黄色 ハリハリ空間──奥行きの感覚を求めて』(京都市立芸術大学美術学部・「奥行きの感覚」研究グループ),2014年,pp.106-113.
「科学批判から「ミナマタ」へ──丸山徳次の哲学/倫理学」
『龍谷哲学論集』第31号(龍谷大学龍谷哲学会), 2017年, pp.15-43.
「パリは燃えているか?──ドラァグ・クイーンたちへのレクイエム」
『龍谷大学論集』第489号(龍谷大学龍谷学会), 2017年, pp.1-36.
「There's No Place Like Home──ドラァグ・クイーンと「ホーム」の政治」
電子ジャーナル『倫理学論究』vol.5, no. 1,(関西大学倫理学研究会), 2018年, pp.3-22.
「死者たちの「革命」──ジャン・ジュネのパレスチナ」
『倫理学研究』第49号(関西倫理学会), 2019年, pp.71-87.
《書評》「フェミニスト現象学の「限界」──稲原美苗・川崎唯史・中澤瞳・宮原優編『フェミニスト現象学入門』を読む」
電子ジャーナル『倫理学論究』vol.7, no. 1,(関西大学倫理学研究会), 2021年, pp.90-106.
「パリはなおも燃えている──ボールルーム・カルチャーと新たな親密圏/公共圏の生成」
電子ジャーナル『臨床哲学ニューズレター』第5号(大阪大学文学部倫理学/大学院人文研究科臨床哲学研究室), 2023年, pp.102-121.

《参考》電子ジャーナル『倫理学論究』vol.4, no.1(関西大学倫理学研究会), 2017年.
本号の内容 pp.1-2.
魚住洋一氏の業績 pp.3-6.
<論文>品川哲彦「存在と仮象──魚住洋一の思索と文体」 pp.7-24.
<応答>魚住洋一「品川哲彦へのリプライ」 pp.25-29.
<論文>江口聡「ないものねだりの/いわずもがなの魚住洋一のセックス哲学へのコメント」 pp.30-43.
<応答>魚住洋一「江口聡へのリプライ」 pp.44-48.

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